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飲酒は20歳になってから

惣菜・洋菓子も手がける、鶴岡の老舗漬物店「佐徳」

佐徳

お土産品として漬物を販売したことが転機に

佐徳

漬物の老舗、株式会社佐徳は明治10年に鶴岡市で創業。創業時から在来野菜を漬物に加工して販売していました。昔は、漬物といえば保存食。東北では、その地域で育てられた野菜を使って独自の漬物を作り、野菜の少ない冬に食べていました。佐徳では、その漬物を駅の売店でお土産として売るようになったのです。佐徳の代表商品『からし漬』もそのひとつ。当初は珍味として扱われていましたが、お土産品として販売されてからは、ご飯のお供として親しまれるようになりました。

心と体にやさしい洋菓子づくりをゼロから勉強

佐徳

佐徳の主力商品は漬物・惣菜ですが、『北家』という屋号で洋菓子も取り扱っています。漬物の老舗がどうして洋菓子を製造しているのか、その歴史や経緯を代表取締役の佐藤裕宣さんに伺いました。

佐徳

「お菓子づくりを始めたのは1993年からです。当時、先代の社長は商売の勉強をするために商業会に通っていました。そこにはさまざまな業種の小売商人たちが集い、交流を深めていました。そこで知り合ったのが、岩手で南部せんべいの製造販売をしている小松製菓さんです。小松製菓さんで作られるシュークリームは非常に人気があり、山形県酒田市への出店の話があがったそうです。しかし岩手から山形への出店は距離的に難しく、商売の勉強仲間である我々に、『のれん分けしないか』と声がかかったのです。当時は洋菓子づくりのノウハウはありませんでしたので、東京で和菓子づくりをしている妹を呼び寄せ、ゼロから学びました。当時は『漬物の佐徳』=『洋菓子の北家』だなんて、ほとんど知られていなかったでしょうね」。

地元産の素材にこだわり、安心安心をお届け

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漬物・惣菜・洋菓子の3ジャンルを手がける佐徳のこだわりは、“地元産の原料を使用すること”と、“保存料・合成着色料を使わないこと”だと佐藤さんは言います。

「鶴岡市には、だだちゃ豆や庄内柿、民田茄子など、長年にわたり栽培されてきた在来作物が多くあります。『からし漬』に使用されている民田茄子は、地元の契約農家で育てられた新鮮で上質なものだけを厳選して仕入れています。また、鶴岡は日本最北の絹の産地であることから、まゆの形をした真っ白なシュークリーム『ま・ゆ・ゆ』を開発し、販売しています。生地とミルククリームにシルクパウダーを配合した、なめらかな食感が特徴です」。

他にも庄内柿のスライスを半生乾燥し、チョコレートをコーティングした『庄内柿半生チョコチップ』など、地元・山形にまつわる商品づくりに積極的に取り組んでいます。

佐徳 山形のふるさとの味として人気の高い佐徳の漬物。しかし漬物業界全体を見ると、右肩下がりとなっているそうです。その理由は、日本は核家族化が進み、食の傾向が変化し、ご飯よりもパンや麺類が好まれるようになったから。ご飯のお供である漬物は、食卓で姿を見せる機会が少なくなったのです。
「東京で女子高生を対象に『漬物は好きですか』というアンケートを実施したところ、『分からない』という解答が多かったそうです。つまりそれは、漬物を食べたことがないということ。このままでは、将来漬物自体の位置付けがどうなるかが危惧されます。小さい子どもたちにも地元産の漬物を食べてもらえるよう、漬物の良さを伝えていくことが今後の課題となります」。

地元のごちそうを、これからも受け継いでいきたい。山形ずらりでは、佐徳が守り続ける伝統の味の数々を、皆さまにお届けします。

佐徳

                      
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