
唐土庵いさみや
秋田銘菓もろこしとは
小豆を炒って造られる秋田を代表とする和菓子「もろこし」。口に含むと広がる独特の香ばしさが特徴の「もろこし」のルーツは中国にあるといわれ、「中国伝来の菓子」ということから、いつしか「モロコシ・唐土」と呼ばれるようになりました。その昔「出羽の国(現在の秋田県も含む)」では、小豆が多く栽培されていたことにより、江戸時代には北国秋田の地で定着していた和菓子です。
もろこしの製法
いさみやを象徴する「生もろこし」は、「元来硬いもろこしを、より食べやすく、お客様に永く愛される味」をモットーに焼きを入れずに生で味わえるように改良されました。天日で乾燥させた小豆を強火で丹念に炒り、香ばしい風味付けを行います。炒り上がった小豆を細かい粉にし、砂糖、水と一緒に混ぜ合わせたものを熟練した職人の手加減により様々な型に詰め仕上げられます。
いさみやのこだわり
昭和32年、秋田の小京都・角館に当店の前身である「いさみや商店」が誕生しました。秋田・角館から全国に誇れる「もろこし」を造るためには、良い材料をさらに良い味に引き立てる技、安全・安心で美味な菓子作り、より上質な「もろこし」を提供したいという向上心・探究心と、造り手の想いが商品に表れています。良い原料への徹底と秋田を代表するオリジナル性の高い菓子を作ることに誇りを持つという「いさみや」のこだわりは、現在に引き継がれております。