桜食品 いぶりがっこ
スモークされた味・香りが広がる漬物
「いぶり」は「いぶし」、「がっこ」は秋田の方言で「漬物」。燻した漬物を「いぶりがっこ」と言い、スモークされた味・香りが広がる漬物です。
大根を専用の囲炉裏の天井につるし、桜や楢の木を燃やして燻製した後、その大根を塩とぬか漬けをして味付けしたものを呼称します。囲炉裏の煙でいぶすため、大根の表面が茶色くなり、スモークされ保存性も高まるため、雪国秋田の気象条件と風土がもたらした保存食としての役割があり、それがやがて農家から農家へと伝わり、農作業の休憩時やお茶うけとして愛されてきました。
燻した味わいが赤ワインやウィスキーなどにもよく合います。
噛めば噛むほどに口の中で大根の甘さが広がり、米ぬか特有の熟成した風味、薫煙の香り、パリパリとした食感も楽しめます。秋田の銘酒との相性はさることながら、燻した味わいが赤ワインやウィスキーなどにも非常によく合います。
手作業による技を最大限に「いぶりがっこ」へと伝えています。
いぶりがっこは、同じ製造方法でもその蔵の規模や風の流れなど様々な要因でその味が左右されると言われています。桜食品は、手間暇を惜しまず、一本一本、手作業による技を最大限に「いぶりがっこ」へと伝えています。
桜食品理事である佐川氏とお話させて頂き、いぶりがっこに対する熱いこだわりを感じることができました。そして何よりも、豪快で明るい人柄が周囲を楽しくさせてくれます。桜食品農事組合法人こだわりのいぶりがっこ、是非一度お試しください。