プリザーブドフラワー
世界から注目を浴びる秋田発のワザ
秋田県雄勝郡羽後町で秋田県産の花々を使った「プリザーブドフラワー」を制作している「有限会社フラワート」。長きに渡り技術開発を行い、地元大学機関などの協力のもと、独自のプリザーブド加工技術を確立させました。専属スタッフにより手作業で丁寧に作られた作品は、色鮮やかなデザインでクオリティーの高さを感じさせます。現在では、ロシアなど世界各国から注目を集めています。
プリザーブドフラワーとは
花のもつ美しい姿を長期保存することを意味する、プリザーブドフラワー(preserved flower)。専用溶液に花を漬けこんだ後、じっくりと乾燥させることで長期保存を可能にします。20年程前にフランスで開発されたその技法は、世界各国のフラワーデザイナーによって注目され、今では至る所でデザインアレンジされる技法となりました。生花と遜色ないほど柔らかな感触が特徴的です。
秋田の花
気温が低い季節が長く続く秋田で生産される花は、花びらが丈夫で形が崩れにくく、プリザーブド加工に向いていると言われます。地元秋田の生産者から直接花を取り寄せ、新鮮さを失わないうちに加工ができる、という一環した生産体制を持つ「フラワート」だからこそ実現できる品質があるのです。
廃校を利用したフラワート羽後工場
プリザーブドフラワーを制作している、「フラワート 羽後工場」は、廃校になった旧明治小学校の校舎を活動拠点としています。事務所や制作現場、乾燥室、保管室なども教室をそのままの状態で利用され、趣のある黒板やロッカーなども効率よく利用されています。
数々の作品
消費者に求められるデザインを追求し、現在は数々の作品を世に送り出しています。バラだけにとどまらない、花の種類の豊富さもフラワートならではと言えます。近年では、「ハローキティ」で知られるサンリオとの提携により生み出された作品も広く愛されています。
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